2017年1月20日金曜日

オルタナ右翼ミュージックの危険な魅力! -バズフィード「ネオナチが作るオルタナ右翼のテーマ音楽とは」より-

まずはこちらのバズフィードの記事を開いて、紹介されている「C Y B E R N Δ Z I」の「Galactic Lebensraum」(サイト上Youtube埋め込み)と、「Hail Victory」(サイト下バナー)をお聴きになってみてください。

 ネオナチが作るオルタナ右翼のテーマ音楽とは
https://www.buzzfeed.com/bfjapannews/fashwave-jp 

ゲーム音楽を連想させる重厚感のあるサウンド、そしてそこから湧き上がる高揚感、なんと魅力的なことか!
しかしながら、こうした魅力的な音楽が、米国の白人至上主義者であったり、「オルタナ右翼」と呼ばれる人々の間で制作され、共有され楽しまれているという事実は困ったものです。

記事をご覧になればお分かりになるよう、こうした音楽は「ファッショ・ウェイブ(Fashwave)」 と呼ばれているそうです。

こうした音楽(それも魅力的で高揚感溢れるもの)が米国社会の断絶に一役買ってしまっている、という事実は深刻に受け止めねばなりません。何か対抗策はないものでしょうか。

対抗策の1つとして考えられるのが、魅力的で高揚感溢れる音楽であるという点のみを抜き出し、悪ふざけに使ってしまうことです。

前例としては、ニコニコ動画内のMAD動画でよく用いられる北朝鮮音楽「攻撃戦だ」 がこれに該当するかと思います。「攻撃戦だ」は、北朝鮮側の本来の意図を全く無視して、金正恩を風刺するような形で用いられる事が多々あります。ニコニコ動画内の「攻撃戦だ」そのものの動画にも、北朝鮮当局を風刺するような、センス溢れるコメントが多く見られます。

ISISが一方的に国家樹立を宣言して以降は、ISISの曲(ナシード)も同様の形で、MAD動画において悪ふざけに用いられているのを多々見かけます。

リテラシーを持った上で、「ファッショ・ウェイブ」を鑑賞する事が求められると感じます。

(追記) C Y B E R N Δ Z I」はYoutubeチャンネルを持っているのですね。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLWMAwtNGwHOPHt0mARjxug45vNSJ4ksL8 
どれも音楽性そのものは非常に優れていると考える次第です。だからこそ困る、という事は本文で記述した通りです。

そういえば、ゼロ年代、まだYoutubeもニコ動も無かった時代に日本でも右派的な現代音楽をネット上で発信していた「メタル戦士」というハンドルネームの方がいました。今どうしてるんでしょう…??

↓「メタル戦士」の曲の一例
https://www.youtube.com/watch?v=UqSKTbOVi2w 

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