2017年1月16日月曜日

エジプト・サウジアラビア間 海上国境問題に関する備忘録(ティラーン島・サナーフィール島)

エジプトとサウジアラビアの海上国境画定に関して、新たな問題が浮上しています。
かつてエジプト・サウジアラビア双方が領有権を主張し、2016年4月の段階でエジプト政府がサウジアラビアの領有権を認めたティラーン島、サナーフィール島(紅海・ティラーン海峡上に存在する島)に関して、エジプトの最高裁がエジプトの領有権を認める判決を出したとの旨です。

2016年4月のエジプト。サウジアラビア間の交渉は、中東調査会「中東かわら版」内の以下の記事が詳細に解説しています。

№7 サウジアラビア・エジプト:海上国境の画定・二国間を結ぶ橋の建設で合意
https://www.meij.or.jp/kawara/2016_007.html 

エジプト最高裁の判決に関しては、野口雅昭先生のブログ及び、福田安志先生のツイートが参考になるかと存じます。

 紅海の2島帰属問題(野口雅昭先生のブログ「中東の窓」内)
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/5163523.html 

福田安志先生の該当ツイート
https://twitter.com/sadashifukuda/status/820973937873985536

両国が仲裁裁判所を設置して対処したり、国際司法裁判所への提訴が行われる可能性もあると愚考します。

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