以下、投稿に使用したクライアントを確認できるiOS用Twitterクライアント"The World"を使ってトランプ大統領の私的アカウントを見てみたスクリーンショットです。撮影日、時刻は2017年1月29日21時23分です。
無難なツイートがiPhone用Twitterアプリから確認できる一方、NYタイムズをフェイクニュースと罵る、いかにもトランプ氏らしいツイートがAndroid用Twitterアプリより投稿されているのがわかります。
すなわち、iPhoneからツイートする「きれいなトランプ」と、Androidから罵詈雑言を含めてツイートする「きたないトランプ」が存在するわけです。一体どういうわけでしょうか?
その謎を分析した記事が存在します。以下、朝日新聞デジタル版の記事をご覧ください。
トランプ氏ツイート「二つの顔」 違う端末、本人どっち
http://www.asahi.com/articles/ASK19050CK18UTIL01T.html
(引用開始)
トランプ氏の英語表現に詳しい愛知淑徳大学のダニー・モルデン教授は「怒りや攻撃的なメッセージはトランプ氏本人がアンドロイド携帯で、前向きな内容や宣伝は陣営関係者らがアイフォーンで投稿している可能性が高い」と解説する。米IT専門家らがこうした分析結果をウェブなどで発表し、昨夏ごろから「二つの人格」疑惑が話題になり始めたそうだ。
(引用終了)
この記事の見方は、彼が大統領に就任した現在のツイートを見るに「当たっている」という印象を受けます。
ところで、トランプ氏は米大統領なのにAndroidスマホを使い続けてセキュリティ上問題ないのでしょうか?オバマ前大統領は、セキュリティに配慮した特別仕様のBlackBerryを使用していましたが…
この疑問に対して、Twitterフォロワーの方よりお答え頂きました。許可を頂いたので転載します。
— 因幡のよっちゃん(CV・玄田哲章) (@japanesepatrio6) 2017年1月28日
リプライにて紹介されたこちらの記事
How to Secure a Smartphone for the Tweeter-in-Chief
を読む限り、機種までは特定できないものの特別仕様のAndroidスマホに切り替えた事がうかがえます。
というわけで、これからも大統領周辺のスタッフがiPhoneから無難なツイートを行い、トランプ氏本人はセキュリティが頑強な特別仕様Androidスマホから、罵詈雑言を含めた「本音」のツイートを行う体制が続くと予想されます。
トランプ氏のツイートをご覧になる際は、是非ともサードパーティのアプリ・クライアントを利用して、iPhoneから投稿されたものか、Androidで投稿されたものか確認してみると面白いですよ。Androidからのものが、おそらく本人です。
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