2017年2月19日日曜日

ターゲット分析は苦手? 文春砲不発

今回の文春砲、不発に終わりましたね。

 声優ファン的には、花澤さんも小野さんも芸歴が長い方ですし、おめでたい話もあって良い頃。お二方とも声優として素晴らしい才能で、まさにお似合いのカップルと言えるかと思います。

一方、今回の文春砲を一般の方がご覧になっても「誰?」という反応しか返ってこないかと思います。

声優ファン向けに、文春側は「ウケる」と判断して記事にしたのでしょうが、声優ファンの分析を読み誤り、不発となってしまったものと思われます。

文春砲が不発に終わる事はしばしばあります。昨年の荻上チキさん不倫報道などもそうだったかと思います。

若手評論家である荻上チキさんを知っている層、すなわち時事ネタに関心のある層はかの不倫報道を読んでも当惑するだけだったと思います。現に私がそうでした。荻上チキさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組Session-22は非常に高い質の報道を提供していますし、彼が運営に携わるサイト「シノドス」は、各界の研究者から質の高い論文を集め、掲載しています。

荻上チキさんを知っている層は、そうしたチキさんが関係するメディアに「文春砲」が影響を及ぼす事を恐れた方が多く、面白がって読んだ人は少なかったのではないかと考えられます。一方、一般の方が記事を目にしても「荻上チキって誰?」といった反応を示したかと。

今回の花澤さん・小野さんの件にしても、荻上チキさんの件にしても、文春砲を撃ち込むターゲットの分析を読み誤って不発に終わっていると考えられます。文春は取材力が高くとも、記事を向ける対象の分析は苦手なようです。

ターゲット分析が苦手なようであれば、文春はターゲットを絞る事なく、全ての層にウケるような「文春砲」を発射すべきかと思います。文春の高い取材能力をもってすれば、それは十分に可能でしょう。

「大作先生は生きているのか?」など、まさに文春砲に適したテーマかと思います。

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