2017年4月4日火曜日

シリア イドリブ県における化学兵器使用に関する備忘録

シリアで新たに化学兵器が使用された模様です。日本語で読める報道としては、以下のAFPの記事など良いかと思います。

ガス攻撃で35人死亡、シリア反体制派支配地域の町で


また、化学兵器の犠牲となった子どもの遺体とされる映像がネット上に流れています。
ショッキングな内容ですので、ご覧になる際は充分に注意を払って頂ければと存じます。

ご遺体の映像を見るに、皮膚がただれるなどの症状は見られません。

AFP記事を読むに、おそらくはアサド政権による攻撃なのだろうと推測します。

アサド政権は2013年の化学兵器禁止条約加盟以後は、兵器として主に塩素ガスを使用してきたと認識していますが(条約違反)、今回も塩素による攻撃なのでしょうか? 

(追記)
軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんより、使用されたのがサリンである可能性もある旨をご指摘頂きました。この場を借りて、感謝申し上げます。

サリンの類の化学兵器は、OPCWの査察によって全て廃棄された事になっておりますので、アサド政権が査察の目を逃れサリンを隠し持っていたとなると、化学兵器禁止条約上問題です。

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