シリア非難の安保理決議案、ロシア拒否権で否決 中国は棄権
中国の行動に影響を与えたのが、先の米中首脳会談であった可能性があるかと思います。
以下、時事通信の記事より引用します。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040800347
(引用開始)
ティラーソン米国務長官は7日、中国の習近平国家主席がトランプ大統領との首脳会談の席でシリア・アサド政権への軍事攻撃について知らされた際、「子供が殺害されている時にそうした対応は必要だ」と述べ、「理解」を示したと明らかにした。中国首脳が他国への軍事力行使を容認する発言を行うのは極めて異例だ。
(中略)
トランプ氏は6日夜に行われた夕食会の終盤で習氏に対し、シリアへの攻撃を実施したことを伝達。アサド政権が化学兵器で女性や子供を殺害したことへの対抗措置であるとの理由を説明し、発射した巡航ミサイルの数も伝えた。習氏はトランプ氏が情報を提供したことに感謝の意を述べたという。
(引用終了)
さて、中露間に隙間風が吹いているのか…?と言われると判断に迷うところです。
BBC日本語版の記事より引用します。
ロシア、国連安保理のシリア非難決議案に拒否権 各国は反発
(引用開始)
さらに、中国が非難決議案に棄権したことについては、「素晴らしい」と言い、前の晩に習近平国家主席と電話会談していただけに「驚いていない」とも付け加えた。
(引用終了)
個人的には、中国はロシアとの関係悪化を避ける為、この種の安保理決議ではこれからも棄権もしくは拒否権を用い、賛成はしないのであろうと予測しております。
同じくロシアと関係悪化を避けたい日本は…例えばシリア化学兵器関連でG7で対露制裁をしようとなった時、どうするんでしょうかね…
同じくロシアと関係悪化を避けたい日本は…例えばシリア化学兵器関連でG7で対露制裁をしようとなった時、どうするんでしょうかね…
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