2017年4月14日金曜日

米軍 アフガニスタンでMOABを初実戦投入

通常兵器としては、米軍が保有する中で最大の威力を誇る爆弾MOABが、遂に実戦投入されました。2017年4月13日の事です。

そもそもMOABとは、具体的にどのような爆弾なのでしょうか?FOXニュースがわかりやすい記事を出していました。

What is the MOAB? 
http://www.foxnews.com/politics/2017/04/13/what-is-moab.html 
・MOABとはMassive Ordnance Air Blast bomb,もしくはMother of All Bombsの略知られている。
・重量は2万1000ポンド、炸薬量は1万8000ポンド(約8.1tだそうです)
・試験は2003年に行われ、配備は2008年になされた。実戦投入は初
・米軍が保有する通常兵器の中では最大の威力
・その威力は小型の核兵器にも匹敵するほど

だそうです。

さて、今回MOABは何の為に使用されたのでしょうか?
イスラエル紙ハーレツのサイトがよくまとまっている印象です。

U.S. Drops MOAB, 'Mother of All Bombs,' in Afghanistan
http://www.haaretz.com/us-news/1.783362
記事によりますと、MOABは米空軍の特殊作戦輸送機MC-130からアフガニスタンのNangahar県Achin地区に存在する、ISIS系統の武装勢力ISIS-K(Islamic State Khrazan)のトンネル網に対して使用され、効果を上げたとの旨です。

テロリストの人員移動や物資輸送に使用される地下トンネル網は非常に厄介な存在ですから、大威力の爆弾を用いて一掃しようと試みるのは、軍事的合理性にかなった行為と言えるかと存じます。

軍事目標に対して行われた攻撃であり、国際人道法上何ら問題はないと考えますが、コラテラル。ダメージが無いか気になるところではあります。

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